2005.06.1 WED

村岡温泉

平日に休みを取らされると誰も遊んでくれる人がいない。今回も一人気ままにソロツーリングを楽しもう。今回は今年4月に合併されたばかりの兵庫県美方郡『香美町』にある、村岡温泉を訪れる。

てことでAM7:30出発。ちょっとしたサプライズを胸に

*香美町・・・香住町、村岡町、美方町が合併。

まずは近畿道から中国道、播但道へと乗り継ぐブルジョアコース。バイクは高速の料金所での金銭のやり取りが面倒なのでハイウェイカードを購入。わずらわしさ30%OFF。

途中、燃料の残量にビクビクしながら何とか高速道路を完走。下りたら一目散にGSに飛び込んだ!

一息落ち着いたら懐かしい景色を堪能しながら国道9号線をひた走る。実はこのツーリング、ここ数年会うことが出来なかった爺ちゃんと婆ちゃんに会うのが目的だったのだ。

はやる気持ちをぐっと抑え、まず朴が向かったのはシーズンOFFの八北高原。あ、写真は上の方の1、2枚ね。流石に平日、だ〜〜れもいない。この時期だとパラグライダーとかバーベキューとかで誰かいてもおかしくはないんだけど。。

八北高原を下りて、いよいよ爺ちゃん婆ちゃんとご対面!ところが、家を訪ねてみると、鍵は閉められ、あたりに気配もなく、静かな田舎の風景がそこにあるだけだった。

まあ、そりゃあ、連絡の一本も入れとけば出迎えてもくれただろうに。。田舎の地理はほとんど分からない上にどこへ行ったのかも分からない。とりあえずバイクを降りて、近所の八幡神社を散策。ここは天皇陛下も訪れた由緒ある神社なのだ。

途方にくれた朴が次に向かったのはご先祖様のお墓。墓参りも永い事してなかったな。田舎の墓地の中には大きな石が積まれただけのお墓もあったりして、どれが誰の墓なのか見分けるのが用意ではない。なので、一番分かりやすい先祖代々のお墓に手を合わせた。

数年ぶりの御墓参りを済ませ、バイクに跨り、山の上に上ってみようかと坂道を走らせたその時、、あ、見覚えのある人影が!!朴はバイクを降り、息せき切ってその人影のもとへと走った。

「こんにちわ」

キョトンとする二人。無理もない。数年ぶりに、何の前触れもなく、突拍子もないタイミングで現れた謎の30歳の男。

次第に二人の記憶の中に幼い頃の朴の面影が甦る。

「友ちゃんか?」

「うん。こんにちわ、お久しぶりです」

よかった。ちゃんと思い出してくれた。でもまさかまさかの対面で、互いに言葉が見当たらない。お昼時のふわふわした時間。まさかまさかのサプライズで、老夫婦の眼にうっすらと涙が浮かんだ。

暫しの間、年寄り夫婦と初孫ののんびりと、ふんわりとした言葉たちが田舎の広い空の中へと吸い込まれてゆく。

サプライズの涙は、心を潤した。

『また来るからね』の言葉を残し、朴はバイクのもとへと向かった。次なる目的地は『村岡温泉』。旅に温泉は付き物。疲れをすっきり落としましょう(長風呂はかえって疲れるので気を付けよう)。

湯に浸かり、電動マッサージでほぐほぐし、ちょっぴり仮眠を取って少し遅めのお昼ご飯。

『肉!但馬牛!』と行きたいところだったが、既にお小遣いも限界近くまで使っていたので敢え無く断念。まあ、和牛ならいつでも食えるし。

最後に向かったのは猿尾滝。マイナスイオ〜ン。涼しさを求めてきてみたのだが、この日の蒸し暑さにはマイナスイオンでも歯が立たなかったようだ。

そして猿尾滝を後にし、またブルジョアコースで帰阪の路についた今回のツーリングであった。




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!